日本代表を低迷期から支え、ワールドカップ(W杯)4大会に出場した埼玉の38歳、フッカー堀江がリーグワンの戦いを終えた。引退を表明して迎えたシーズン。決勝で敗れて有終の美とはならなかったが「生まれ変わってもラグビーはしません。それぐらい十分幸せなラグビー人生を歩めてきたと思う」。悔いなく、現役に終止符を打つ。
リードされて迎えた後半の開始と同時にピッチへ。鍛え抜いた180センチ、104キロの体を張り、声で味方を鼓舞した。終盤には自身のパスが前方に投げたと判定され、逆転のトライが幻となり「漫画やドラマみたいにいかないのは僕らしい」と苦笑いした。