二所ノ関親方 大の里が初の優勝をもたらし「まさかこんなに早くこの日を迎えるとは」

 祝賀会であいさつする二所ノ関親方(撮影・棚橋慶太)
 二所ノ関親方(右)に水をつけてもらう大の里(撮影・棚橋慶太)
 二所ノ関親方(右)に水をつける大の里(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲夏場所・千秋楽」(26日、両国国技館)

 優勝した大の里(二所ノ関)の師匠である二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は茨城県内の祝賀会場で取組を見守り、会場入り口で大の里を出迎えて優勝報告を受けた。

 部屋を継承してから初の優勝に「ホッとしていますね」と心境を明かし、「まさかこんなに早くこの日を迎えるとは思っていなかったので、本当によく大の里が頑張ってくれたなと思っていますね」と感謝した。

 所要7場所という史上最速の初優勝には「僕からしたら考えられない」と苦笑し、「すごいスピードだと思います」と驚きを隠さず。

 この日の取組について「もっともつれるのかなと思っていましたけど、思った以上に落ち着いていましたし。本当に、精神的にだいぶ成長しているなと思いますね」と大の里を称賛。「しっかりと体圧をかけられていることがすごく良かった。突き押し力士に対しても馬力負けしないところが、今日の阿炎戦も良かったと思います」と技術面での成長を指摘した。

 親方は「もっともっと腰が降りて本当に基礎体力ができたらこんなもんじゃない」とさらなる可能性を見ており、「今回負けた三番が最後はゼロになるように。四股踏みと腰割りが楽しくなってきたら、横綱になれるんじゃないですか。まっすぐな、誰かがマネするような力士になってほしい」と期待していた。

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