Bリーグ 琉球連覇ならず 桶谷HC「糸口を提案し続けられなかった」岸本「喪失感がでかい」
「Bリーグ・チャンピオンシップ・決勝・第3戦、広島65-50琉球」(28日、横浜アリーナ)
2戦先勝方式の最終戦が行われ、史上2チーム目の連覇を狙った琉球は、広島に敗れた。
琉球は第1クオーターから12-17とリードを許す展開。岸本隆一の3点シュートや、ヴィック・ローの得点で食らいついたが、最後まで相手のスイッチディフェンスを攻略できず、50得点に抑え込まれた。
桶谷大HCは「自分が糸口を選手に提案をし続けられなかったのが敗因」とくやみ、岸本は「どこよりもシーズンを戦ってきて、今日一日で終わった喪失感がでかい。期待に応えられなかった」と唇をかんだ。
それでも今季は、主力を欠いてチームが100%の状態を作れない中でもレギュラーシーズン、東アジアスーパーリーグ、天皇杯など多くの試合を戦い抜いた。
桶谷HCは「(優勝した)去年みたいないいこともあるし、目標にたどり着けないこともある。この結果で全てを否定されるのは違う」と、選手やスタッフの今季の活躍を称賛。「(ファイナルは)負けたかもしれないけど、意味があるんじゃないかな。これから『あのとき負けたのはこういう(意味がある)こと』と思うときがくる。前に進んでいきたい」と視線を上げた。