内島萌夏 四大大会初勝利 主導権渡さず「完璧に近い試合」 次は世界2位に挑戦「自分は失うものはない」
「全仏オープン、第3日」(28日、パリ)
シングルス1回戦が行われ、女子で予選通過した世界ランキング83位の内島萌夏(安藤証券)は同302位のイレネ・ブリリョエスコリウエラ(スペイン)に6-1、6-1で快勝し、四大大会初勝利を挙げた。2回戦では1月の全豪オープン覇者で、ベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカに挑む。
本戦初出場だった22歳の内島は「完璧に近い試合ができたので、すごいうれしい」と頬を緩めた。強烈なショットを左右のコーナーに打ち込み、主導権を渡さなかった。ITF(国際テニス連盟)が主催するツアー下部大会で3連勝して今大会に臨んだ勢いのまま勝利を手にした。世界ランキングは日本女子トップ。次は世界2位のサバレンカに挑戦するが「自分は失うものはない」と試合を心待ちにしていた。