やり投げ・北口榛花が連覇! 今季4戦4勝 パリ五輪の金メダル候補は「安心感は全然ない」

 「陸上・国際大会ゴールデンスパイク」(28日、チェコ)

 女子やり投げで昨年の世界選手権を制した北口榛花(26)=JAL=が60メートル47をマークし、昨年に続いて優勝した。3投目でトップに立って逃げ切り、今季これで4戦4勝とした。

 競技開始の直前から雨が降り始めた悪条件に周りの選手が苦戦する中、北口が実力を証明した。全6投のうち60メートル超えは1度だけと記録は伸ばせず「久しぶりに自分が対応しきれなかった試合。最後に帳尻合わせもできないまま終わった」と不完全燃焼だったが、最低限の結果を手にした。

 1投目から会心の投てきも、投てきラインをわずかに越えファウルとなった。この好感触を追い求め、2投目以降も同じ投げ方をイメージしたことが裏目に出た。3投目で60メートル47を出してトップに立ったが、得意の6投目もファウルとなった。

 拠点とするチェコでの一戦。パリ五輪の金メダル候補は「安心感は全然ない。こんなのじゃ安心していられない」と反省した。気を引き締め、中5日で臨むプラハでの次戦へ切り替えた。

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