世界選手権金・渡部香生子が引退「後悔がないのが本音」パリ五輪選考会2位も日本水連定めるタイムに届かず落選
競泳女子の15年世界選手権金メダリストで、五輪3大会連続出場の渡部香生子(27)=MEIGI=が1日、自身のインスタグラムを更新し、現役引退を発表した。
「物心のついた時から生活の中心であった水泳を離れることに寂しさもありますが、競技者としては後悔がないのが本音です。これからのことは少しずつ考えているところですが、お世話になった水泳に恩返しができるような活動もしていきたいと思っています。第2のステージでも成長し続けることを目標に、何事も楽しみながら頑張っていきたいと思います」
最年少の15歳で2012年ロンドン大会に出場し、そこから21年東京大会まで3大会連続で出場。2015年世界選手権では、200メートル平泳ぎで金メダル、200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得した。
3月に行われたパリ五輪選考会では、200メートル平泳ぎで2位に入るも、日本水泳連盟が定める派遣標準タイムに届かずに、日本代表入りを逃していた。