琴桜が稽古再開 先代師匠で祖父のしこ名定着へ気合「この名前を自分のものにして、自分自身で名を上げていかないと」

 ぶつかり稽古で胸を出す琴桜
 稽古を再開した琴桜(左)
2枚

 大相撲の大関琴桜(佐渡ケ嶽)が3日、夏場所後の休みを終え、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で稽古を再開した。基礎運動に加え、ぶつかり稽古で幕下以下に胸を出し、自らも軽くぶつかるなどして汗を流した。

 夏場所は4場所連続2桁勝利となる11勝。千秋楽まで優勝争いに絡んだ。「もったいないと言えばもったいない。11番勝ったとはいえ、納得する結果とは思っていない」と悔しさをにじませ「上を目指していくうえでは、また出直しぐらいの気持ちで。またしっかり鍛えあげて来場所に向けてやっていくしかない」と、7月の名古屋場所へ切り替えた。一方で、コンスタントに優勝を争うようになったことは「安定できるというのも大事」と前向きに捉えた。

 師匠で父のしこ名だった琴ノ若を新十両から継承し、約4年半で大関に昇進。夏場所から先代師匠で横綱だった祖父のしこ名に改名した。「琴ノ若と聞いて自分を想像してくれる人も増えているんじゃないかな。少しでも自分の名前にできて、師匠に恩返しできた」。父が届かなかった『大関琴ノ若』を実現した達成感をそう明かすと「あとはこの名前を自分のものにして、琴桜は自分だと思ってもらいたい。そこは自分自身で名を上げていかないと」と今度は琴桜の定着に意欲。「先代に追いつくことはできる。自分でしっかりやっていくしかない」と気合を入れた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス