バレー男子 “完全体”日本代表がイランをストレー倒 石川「パリ(五輪)につながる」高橋藍「いいスタート」

 第1セット、スパイクを決める石川(撮影・中田匡峻)
 第1セット、スパイクを決める西田(撮影・中田匡峻)
 コイントスを行う前にハグを交わす石川祐希(撮影・中田匡峻)
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 「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-0イラン」(4日、西日本総合展示場)

 1次リーグ第2週の福岡大会が開幕し、世界ランク4位の日本は、同16位のイランに3-0(25-23、25-22、25-17)で快勝した。1次リーグ通算4勝1敗とした。

 1プレー、1プレーに大歓声が飛び交った。イタリア1部リーグ・セリエAをプレーオフまで戦い抜き、調整のため第1週ブラジル大会を外れていた石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)が今大会から出場。Wエースの合流で“完全体”となった男子日本代表が、昨年10月の五輪予選アメリカ戦以来、240日ぶりの国内戦で躍動した。

 第1セットから高橋藍のダイレクトアタックや、石川のバックアタックなどで点を重ねると、もう1人のエース、西田有志も鋭いスパイクで得点。第2セットには選考される場面もあったが、中盤にひっくり返し、最終セットは甲斐優斗(専修大)のサービスエースで決着した。

 石川、高橋藍、西田がそれぞれチームトップの14得点をマーク。高橋は「まず1戦目を勝てたことがうれしい。細かい修正はあるが、いいスタートが切れた」とうなずき、石川も「(3-0で)ポイントも取れて、パリにつながる試合だった」と振り返った。

 日本は先月に行われた第1週のブラジル大会で3勝1敗の成績を残し、この日で4勝1敗。1972年ミュンヘン五輪以来、52年ぶりのメダル獲得を目指すパリ五輪へ向けて、石川は「国際大会決勝に進んだことがないのは、五輪のメダルを目指す上で欠けている部分」と語っており、今回のネーションズリーグでは五輪の前哨戦として決勝の舞台を狙う。

 5日はドイツ戦。五輪切符を獲得している国同士の対決。高橋藍は「さらに出力を上げて戦えるように準備したい」と気合を込めた。

 ◇明日以降の日本戦の日程

 5日ドイツ戦(午後7時20分開始)

 7日ポーランド戦(午後7時20分開始)

 8日スロベニア戦(午後7時20分開始)

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