高橋藍 いきなりチーム最多タイ14得点 強い!石川とWエース合流“完全体”ジャパン イランにストレート勝ち

 第2セット、得点を奪い、ほえる高橋藍(撮影・中田匡峻)
 第1セット、サーブを放つ高橋藍
2枚

 「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-0イラン」(4日、西日本総合展示場)

 1次リーグ第2週の福岡大会が始まった。昨年3位の日本はイランに3-0でストレート勝ちし、通算4勝1敗。第1週はコンディション調整で欠場した石川祐希(ペルージャ)と高橋藍(サントリー)が合流し、高橋はチーム最多タイとなる14得点をマーク。好レシーブも光り、白星発進に貢献した。1次リーグは16チームが参加し、各12試合を戦う。決勝大会には開催国のポーランドを含む8チームが進む。

 仲間を鼓舞する熱い声がコートに響いた。「ブラボー!」。調整のため第1週のブラジル大会を欠場していた高橋藍が、この日からメンバー入り。いきなりスタメン出場すると、来季からプレーする日本のコートで成長を見せつけた。

 「アウト!」。相手のサーブを見切る好判断で初得点を演出すると、ふわりと上がったルーズボールもダイレクトアタック。イランの強烈なスパイクを難なくレシーブする守備力の高さも光り、攻守でチームを支え続けた。高橋藍は「まず1戦目を勝てたことがうれしい。チームの軸としてやっているので、細かい修正はあるが、いいスタートが切れた」と大きくうなずいた。

 来季から日本に凱旋し、サントリーでプレーする若きエース。今季はイタリア1部・セリエAでプレーオフ決勝に進出し、モンツァの中心選手として活躍した。世界最高峰の戦いを経験し、得られたのは心の余裕。「ただ強く打つだけじゃなく、高さを生かしながら駆け引きできた。攻撃のバリエーションが増えた」。この日の第2セットでは相手のブロックの動きを見てから、ライン際に打ち抜く強打もさく裂。石川、西田とそろい踏みとなる最多タイの14得点をマークした。

 5日はドイツ戦。五輪切符を獲得している国同士の対決となる。「さらに出力を上げて、戦えるように準備したい」。ネーションズリーグの戦いから、1972年以来52年ぶりとなるパリ五輪でのメダル獲得につなげていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス