吉田秀彦氏、柔道最年長五輪の32歳橋本壮市を激励「私も31歳でジジイと言われたが、それを超して偉い!」パーク24が壮行会
柔道の強豪実業団パーク24は5日、東京都品川区の本社でパリ五輪の壮行会を開催し、所属する代表選手5人が出席した。男子66キロ級の阿部一二三(26)、女子52キロ級の阿部詩(23)は、兄妹そろっての2連覇へ決意表明。男子100キロ級のウルフ・アロン(28)、女子78キロ超級の素根輝(23)も、2大会連続の金メダルへ気合を入れた。また、男子73キロ級で初出場の橋本壮市(32)は、同期入社だという男性社員から激励の花束をもらい感慨深げ。「入社10年目で、この会社で成長させていただいた。自分の柔道人生の集大成として臨みたい。感謝の気持ちを忘れずに戦う」と決意を込めた。
8月で33歳になる橋本は、日本柔道男子史上最年長での五輪出場となる。東京五輪落選の悔しさも乗り越えて、悲願の五輪切符をつかんだ苦労人について、1992年バルセロナ五輪金メダリストの吉田秀彦総監督(54)は「私も31で(2000年シドニー)五輪に出たが、その時も周りから“ジジイ”と言われた。それを超して出るので、偉い!そこまで必死に頑張ってきた成果が、この五輪に結びついたんじゃないか」と、ねぎらった。
東京五輪の金メダリスト4人についても「東京は無観客、パリは有観客で、すごく状況が変わってくる。会場の雰囲気にのまれなければ必ず金メダルが取れると信じている。ぜひ五輪が終わった時に(5人)全員金メダルを取って会社に来てほしい」とエールを送った。