バレー男子日本 世界1位にストレート負けも決勝T、パリ本番へ手の内隠し ブラン監督「このレベルの戦いは…」異例リベロ登録の石川祐希、高橋藍も温存 “ダブルリベロ”奇策も

 「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本0-3ポーランド」(7日、西日本総合展示場)

 世界ランク4位の日本は前回覇者で同ランク1位のポーランドと対戦し、0-3(17-25、15-25、20-25)のストレート負けに終わった。

 パリ五輪本番の試金石となる一戦。日本はエバデダン・ラリー、甲斐、富田、宮浦とこれまで出場機会の少なかった選手を先発起用して臨んだが、ポーランドの高さとパワーに苦戦。次々とブロックの網にかかった。甲斐、宮浦、この日から登録された大塚らの強打で食い下がるも、力の差を見せつけられた。ただ、様々な戦術も試した。第2セット21-12には本職リベロの山本をレシーバーとして出場させた。この日は、主将でエースの石川祐希は異例のリベロ登録しており、リベロで出場している小川と山本の“W智大”の奇策に会場は大きく沸いた。

 パリ五輪本番に向けて、世界ランク上位を維持したい日本だが、格上相手では敗戦でも失うポイントが少ないため、今後を見据えての起用だったと見られる。この日は石川が黒のリベロユニホームでベンチ入りしており、山本はリベロ以外の選手が着る赤ユニホームを着ていた。SNSでは国内外のファンから「石川くんリベロ登録なの?」、「山本をレシーバーで入れるのかな」、「休ませる判断か」と反響を呼んでいた。

 試合後、ブラン監督は「このレベルの戦いは細かいところで勝敗が分かれる」とし、「決勝トーナメントでのポーランド戦で(本当の)結果が分かるのでは。実際に戦ってみないと分からない」と、にやりとしながら自信ものぞかせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス