日本はポーランドに完敗 ブラン監督「Aチームでやっても同じような課題」大塚はキラリ「期待通り」

 第3セット、スパイクを決めほえる大塚達宣。左から大宅真樹、甲斐優斗(撮影・中田匡峻)
 戦況を見つめる(左から)小野寺太志、高橋藍、石川祐希(撮影・中田匡峻)
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 「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本0-3ポーランド」(7日、西日本総合展示場)

 日本はポーランドにストレートで敗れ、通算成績を5勝2敗とした。

 この日は疲労を考慮して福岡大会から合流した石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)を含め西田有志(パナソニック)ら主力を温存。控えメンバーの多くを起用することにはなったが、それでも世界ランキング1位のポーランドから1セットも奪えず力負けした。

 フィリップ・ブラン監督は「Aチームでやったとしても同じような課題になると思う。高橋藍、西田、石川は2枚ブロックに対して安定感はあるし、(起用すれば)より違う結果になったと思うけど、課題に関しては継続して変わらないと思う」と総括。「B、Cパスになったとたんに(アタック)効果率が下がってしまった」と課題を挙げた。

 ただ最後には「このレベルの戦いは細かいところで勝敗が分かれる」とし、「決勝トーナメントでのポーランド戦で(本当の)結果が分かるのでは。実際に戦ってみないと分からない」と、にやりとしながら自信ものぞかせた。

 敗戦の中で光ったのは、最多タイの10得点を挙げた大塚達宣(パナソニック)だ。「満足した結果ではない」としつつも、バックアタックなどで得点を重ね、劣勢の場面でも声を出してチームを鼓舞し続けた。通常の国際大会より2人少ない12人のメンバー登録となるパリ五輪へ向けてアピールに成功。指揮官は「期待通りに、チームに新たなエネルギーを与えてくれた」と高評価した。

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