卓球パリ五輪代表補欠は木原美悠と松島輝空 辞退示唆の伊藤美誠は選ばれず 馬場強化本部長「総合的にこの2人が適任」
日本卓球協会は8日、都内で理事会を開き、パリ五輪団体代表のリザーブ(補欠)を決定した。女子は、世界ランク20位の木原美悠(19)を選出。五輪代表選考ポイントで3番手だった伊藤美誠(23)=スターツ=は選ばれなかった。男子は世界ランク37位の松島輝空(16)=木下グループ=に決まった。馬場美香強化本部長は、選考プロセスは明かさなかったものの、「総合的に見てこの2人が適任だと考えた」と語った。
パリ五輪出場を逃した伊藤は、今年2月の会見で「東京五輪は(リザーブの)早田(ひな)選手が支えてくれて頑張れたが、私はリザーブには向かないかなって思ってます。たぶん(補欠としてパリに)行くことはないと思います」「これから五輪に出場したいという選手がリザーブとなって帯同するべきかなと私自身は思っている」と率直な思いを語っていた。
◆卓球の五輪代表補欠
12年ロンドン五輪以降では、女子は藤井寛子、平野美宇、早田ひな、男子は松平賢二、大島祐哉、宇田幸矢と、いずれも当時五輪出場経験のない有力選手がリザーブとして大会に帯同している。
パリ五輪男女メンバーは次の通り。
女子
早田ひな(23)
平野美宇(24)
※張本美和(15)
男子
張本智和(20)
戸上隼輔(22)
※篠塚大登(20)
※は団体メンバー