バレー男子 日本が難敵スロベニアを撃破 西田、高橋藍ら躍動 世界ランク4位に再浮上、パリ五輪へ弾みつく大きな1勝
「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本3-1スロベニア」(8日、西日本総合展示場)
世界ランキング5位・日本は、今大会6戦全勝で同6位・スロベニアと対戦。3-1で勝ち、6勝2敗とした。
第1セットは一進一退の攻防。中盤はリードも許したが、西田がサービスエースを2本決めるなどして食らいつき、最後はスロベニアのスパイクがアウトとなり、25-23で日本が先取した。
第2セットは石川のスパイクがブロックにはまり、サーブでも崩されて劣勢に。19-25で落とした。第3セットは26-24で競り勝ち、勝利まであと1セットとした。
第4セットも西田のブロックなどで優位に。最後も西田が決め、25-21と圧倒した。西田はトータル26得点の大活躍だった。
前夜のポーランド戦は疲労を考慮して石川、高橋藍、西田ら主力組を温存。この日は前日ベンチ外だった関田らもスタメンに名を連ね、パリ五輪でもメダルを争うライバルとの一戦に臨んだ。
日本はスロベニアに勝利し、世界ランキングが4位に再浮上。敗れれば6位に落ちる危機だったが、難敵を撃破した。五輪本番でシード権が与えられるのは、ネーションズリーグ1次リーグ終了時点の世界ランク5位以内。福岡大会最大のヤマ場を乗り越え、五輪にも弾みがつく1勝となった。