小田凱人 車いす男子シングルス2連覇 「1回目より2回目の方がうれしい」「パラでも勝つ」
「テニス・全仏オープン」(8日、パリ)
車いすの部の男子シングルス決勝で第2シードの18歳、小田凱人(東海理化)が第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に7-5、6-3でストレート勝ちし、2連覇を果たした。四大大会は全豪オープンに続く2連勝で、通算4勝とした。
相手のショットが大きく外れ、勝利が決まると、両手を突き上げてラケットを放り投げた。小田が2年連続の全仏制覇し「1回目より2回目の方がうれしい」と爽やかに笑った。今大会は4試合全てストレート勝ちとした。同じ会場で行われるパリ・パラリンピックの金メダルへ、視界は良好だ。前日には自身の名前の由来となった凱旋(がいせん)門を訪問。「もうこうなったら、パラでも勝つしかない」と力強く宣言した。