スケートボード日本代表の未成年4選手が飲酒 5月に中国の大会で 代表監督、男女各2人の選手を処分 選手個人名は未公表

 スケートボードの国内統括団体、ワールドスケートジャパン(WSJ)は19日、5月のパリ五輪予選シリーズ(OQS)上海大会に出場した20歳未満の日本の4選手(男女各2人)にWSJが定めた日本代表および強化選手規定(代表選手規定)に違反する飲酒が確認されたと発表した。

 この件に関して代表監督に管理監督責任があることが確認されたとし、西川隆監督に戒告、男子選手2人、女子選手2人に口頭での厳重注意などの処分を下した。

 処分理由の説明については、選手が飲酒に至った諸事情としてスポンサースタッフから中国では18歳以上は飲酒ができると勧められた、食事を取るためであった、当初飲酒する意図はなかったなどの事象を総合的に考慮したものとした。

 再発防止策については監督、コーチらに法令・規定などについてのコンプライアンス研修を定期的に実施する、選手らに対して飲酒その他のコンプライアンス研修を定期的に実施するとした。ほかに未成年選手の外出については必ずスタッフが同行することを徹底する、国際大会開催中選手が同席での指導者らの飲酒を禁止するなど9項目を挙げた。

 事案の性質、対象選手の反省の程度、対象選手が20歳未満であることを総合的に考慮し、選手の個人名と事案の詳細の公表は控えるとした。今回の事象は、ナショナルチームとしてのサポートに問題があったと痛感しているとし、「今後、二度とこのようなことが起きないようにチーム体制を強化して参ります。重ねて関係者の皆さまへおわび申し上げます」と謝罪した。

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