女子バレー 3年ぶり4強 中国にストレート勝ち 主将の古賀紗理那「チームとして自信に」

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ・準々決勝、日本3-0中国」(20日、バンコク)

 1次リーグを8勝4敗の5位で突破した日本は、同4位の中国に3-0で勝って準決勝に進んだ。4強入りは2021年以来、3年ぶり。日本は主力が欠場した中国に対し、第1セットは古賀紗理那(NEC)の強打や荒木彩花(久光)のブロックで優位に進めて25-21で先取。第2セットは宮部藍梨(姫路)の活躍で25-21で連取し、第3セットも25-22で押し切った。

 パリ五輪切符をつかみ取った女子日本代表の勢いが止まらない。5月の1次リーグ第2週マカオ大会での3-1の勝利に続き、アジアのライバル中国にストレートで快勝。21年以来3年ぶりの4強入りを決めた。

 サーブを効果的に生かしながら優位に立ち続けたが、チーム最多22得点を挙げた主将の古賀紗理那は「今日はチームとしてのオフェンスができたのが良かった。オフェンスのテンポが最初よくなくて、それをしっかり修正することにフォーカスした」と納得の表情。「中国はフル(メンバー)ではなかったが、3-0はチームとして自信になる」と手応えを示した。

 マッチポイントを沈めた14得点の若きエース石川真佑(ノバラ)は「ストレートで勝ち切れて良かった。前半、自分が決め切れてないところもあったが(自分が)修正したり、周りもカバーしてくれた」と感謝。「4強からの戦いが重要になる。パリにつなげられるように頑張りたい」と先を見据えた。

 準決勝へ向け大黒柱の古賀は「タフな試合が続くが、チームとしてオフェンスもディフェンスも整理しながら戦っていきたい」と五輪本番を見据える。銅メダルに輝いた12年ロンドン五輪以来、12年ぶりのメダル獲得へ試金石の戦いに臨む。

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