スケートボード 堀米が意地の予選7位通過 五輪予選最終戦 現在出場圏外の日本勢5番手

 「スケートボード・パリ五輪予選シリーズ」(20日、ブダペスト)

 ストリート予選が行われ、21年東京五輪金メダルの堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)は、86・40点の7位で通過した。最大3枠を争う五輪予選シリーズは、今大会が最終戦。現在世界ランクは日本勢5番手で、予選敗退なら五輪消滅の可能性もあったが、崖っぷちから五輪王者の意地を見せた。

 他の日本勢では、佐々木音憧(とあ)が1位、根附海龍(ねつけ・かいり)が10位、白井空良が12位、小野寺吟雲(ぎんう)が15位で準決勝に進んだ。

 堀米は世界最高峰プロツアーのストリートリーグ(SLS)や、タンパプロなどで優勝する一方、五輪予選シリーズでは序盤から実力を発揮できず大きく出遅れた。東京五輪後、堀米が苦手としている「ラン(45秒で技を自由に繰り出す種目)」の点数が必ず採用されるようになり、それに苦戦している形だ。前回大会のパリ五輪予選シリーズでは、ランでスコアを伸ばせず、17位で予選敗退した。

 現在、堀米は日本勢5番手で五輪出場圏外。上位の日本勢とは差をつけられてはいるが、今大会の獲得ポイントは大きく好成績を残せば一発逆転は可能だ。

 

 ▽日本勢の世界ランキング(ポイント)

 ①小野寺吟雲(333963点)

 ⑤根附海龍(235113点)

 ⑥白井空良(225127点)

 ⑦佐々木音憧(224527点)

 ⑪堀米雄斗(130110点)

 ▽パリ五輪予選シリーズで得られるポイント

 1位 260000点

 2位 208000点

 3位 176800点

 4位 144840点

 5位 127466点

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