スケボー・堀米雄斗 崖っぷちで踏みとどまって準決へ「プレッシャーを楽しめた」
「スケートボード・パリ五輪予選シリーズ」(20日、ブダペスト)
都市型スポーツのパリ五輪予選シリーズ最終戦第1日は20日、ブダペストで各種目の予選が行われ、スケートボード男子ストリートは7位だった東京五輪王者の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)、トップの佐々木音憧(とあ)らが16人による準決勝に進んだ。女子パークは草木ひなの(スターツ)が3位で準決勝に進出。23日までブレイキン、自転車BMXフリースタイル・パークを含む4競技を一つの会場で実施し、代表が決まる。
堀米が崖っぷちで踏みとどまった。45秒間に技を連発するランを2回滑り、最高点で争う予選。1回目で66・18点と出遅れ、再びミスが出ればパリ行きの可能性が消える状況だった。「すごいプレッシャーだったが、最後まで滑り切れた」。準決勝進出を決める86・40点を確認すると、ようやく安堵(あんど)感に包まれた。最終戦を残し、最大3枠の代表争いで日本勢5番手。五輪初代王者は「プレッシャーを楽しめた」と口にした。