東京五輪王者・堀米雄斗が大逆転パリ五輪切符!五輪予選最終戦で起死回生V 日本勢5番手から3枠滑り込む 圧巻大技成功に雄たけび!ライバルたち頭抱える

 「スケートボード・パリ五輪予選シリーズ」(23日、ブダペスト)

 スケートボード男子ストリートの決勝が行われ、東京五輪金メダリストの堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=が合計283・01点で優勝し、逆転でのパリ五輪出場を決めた。最大3枠を争う五輪予選シリーズは、今大会が最終戦。堀米は今大会前まで世界ランク日本勢5番手で、逆転には決勝で2位以内に入り、あとはその他の日本勢の結果次第の状況だった。

 堀米は苦手としてきたラン(45秒で技を自由に繰り出す種目)の1本目で、90・26点をマークし、2位につけた。ベストトリックでも1本目に大技を成功させて、95・65点のハイスコアをマーク。現地実況から「クレイジー!」と評された。3本目にはさらなる大技を成功させて97・10点を記録。堀米自身が思わず咆哮し、ライバルが頭を抱えるほどの圧巻のトリックで、熾烈(しれつ)な戦いに終止符を打った。

 堀米は世界最高峰プロツアーのストリートリーグ(SLS)や、タンパプロなどで優勝する一方、五輪予選シリーズでは序盤から実力を発揮できず大きく出遅れた。東京五輪後、堀米が苦手としている「ラン」の点数が必ず採用されるようになり、それに苦戦してきた。前回大会のパリ五輪予選シリーズでは、ランでスコアを伸ばせず、17位で予選敗退していた。

 今大会の準決勝では苦手のランで1位の得点をマークし、意地の1位通過。逆転でのパリ切符に望みをつないでいた。

 日本勢ではすでに五輪切符を確実にしていた14歳の小野寺吟雲(ぎんう)が2位。白井空良が3位に入り、五輪切符を手にし、大会前まで日本勢2番手だった根附海龍(ねつけ・かいり)は7位で切符を逃した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス