日本テレビ系「人生が変わる１分間の深イイ話　２時間ＳＰ」が２４日、放送され、競泳・池江璃花子選手（２３）の母・美由紀さんに密着した映像が放送された。バラエティー番組の密着取材を受けるのは今回が初めて。

　美由紀さんは３０年前に幼児教室を自ら立ち上げ、経営者、先生として子供たちに関わっている。池江が幼いころに離婚。３人の子供（１男２女）をシングルマザーとして育てあげた。

　兄、姉に続き、３歳で水泳を始めた末っ子の池江は、母に似て、負けず嫌い。幼少期、きょうだい３人で１つのソフトクリームを分け合ったが、池江だけは、「１人で全部食べなきゃ１口もいらない！」という感じで、食べなかったそうで、「すごく璃花子を象徴してるんじゃないかな。納得できなかったら、絶対に折れない。私にそっくり」と笑った。

　美由紀さんは取材スタッフから「娘さんにちょっと似てるとは？」と聞かれると、「言われます」と笑顔。スタジオの柳原可奈子も「似てるわー！」と驚いていた。一軒家の自宅の天井には、雲梯（うんてい）を設置。幼い池江が楽しみながら筋力をつける助けとした。番組では、２歳のころだろうか、水泳教室に通う前の池江が、兄や姉を見よう見まねで、部屋に跳び箱にみたてた箱を置き、そこからプールにジャンプするように、部屋のじゅうたんの上にジャンプする映像も流れた。

　白血病を克服し、競技に復帰した娘に対し、美由紀さんは「とにかく自分のやりたいことを一生懸命やってほしい」と語った。