平野美宇の母 代表争いでラケット握るだけで涙…の娘に「やめていいよ」 食事もとれず、部屋からも出られず

 パリ五輪の卓球女子日本代表・平野美宇選手(24)の母・真理子さんが24日、日本テレビ系で放送された「人生が変わる1分間の深イイ話 2時間SP」に出演。三姉妹の長女・美宇への思いを語った。

 美宇は16年リオ五輪の代表選考に落選し、補欠として帯同。東京五輪への1年間の代表争いでは過酷な日程とプレッシャーに襲われた。真理子さんは「部屋からも出られない、ラケットを握るだけで涙が出ちゃう、練習もできない、ご飯も食べられない」引きこもり状態だと、美宇本人ではなく、「周りの方から」聞いたという。

 真理子さんは「これもう絶対ダメだ、と思って。このままだと美宇は死ぬ、卓球選手として終わる」と思ったといい、美宇本人に「やめていいよ。帰っておいで山梨に」と言葉をかけたという。「私が本当に言いたいのは『やめていいよ』じゃないんです。美宇がどうしたいのか。本当にやめたいのか。本当はやめたくないけど、いろんな雑念で卓球に向き合えなくなっているだけなのか。本当はオリンピックの夢を諦めたくないのか」と話した。

 パリ五輪選考の過程でも、精神面のもろさが露呈した。22年3月の第1回選考会では8位に沈み、廊下で人目をはばからず号泣した。その後、自分に足りなかったのは相手を絶対に倒すんだという気迫だと奮起。パリ五輪切符を手にした美宇はこう言った。「自分を変えられた。今回は最後まで逃げずに戦うことができた。人間的にも、自分で言うのもあれですけど、大人になれたかな」。

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