男子バスケ日本代表 五輪開幕まで1カ月、目標8強にホーバス監督「できるよ、やるよ」 パリで世界に衝撃与える
パリ五輪は26日で開幕まで1カ月となる。1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりに自力出場するバスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス監督(57)がインタビューに応じ、目標の8強入りへ揺るぎない自信を口にした。
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-初戦は昨夏のW杯王者のドイツ。五輪に向けた準備状況は。
「80、90%ぐらいドイツ(の準備)。ドイツをすごく勉強して、スカウティングしている。すごい練習をやってます」
-東京五輪は女子を率いて銀メダル。日本選手の力を引き出すことにたけている。監督が考える日本人の長所は。
「チームワーク。長い間、集中と我慢ができる。細かいこともよく考えている」
-逆に短所は。
「たまに自信がない。『(相手が)みんな大きい、力がある、どうしよう』となる。だから『自分の力を信じて』とよく言ってる。選手たちが自分のポテンシャルを分かっていない。僕は選手たちより(選手の力を)信じている」
-母国語でない日本語で指導する理由は。
「(日本リーグでプレーした)現役の時、通訳がいたが、コーチとの間でコミュニケーションが上手にできなかった。選手とのコミュニケーションのため」
-選手一人一人にチームの目標達成に向けた覚悟を問う。理由は。
「『信じています』『できます』とか、自分の声で言わないと駄目。(選手の)声を聞きたい」
-フリオ・ラマス前監督に比べ、選手のサイズにこだわらない。
「日本のベストなバスケットを見せたいじゃないですか。(身長167センチの)富樫(千葉J)は小さいけど、速さや3点シュートがあり、相手にプレッシャーをかけられる。40分間、毎秒毎秒、相手に重圧をかけたい」
-目標のベスト8に向けた手応えは。
「できるよ、やるよ。このチームはポテンシャルが高い。本当にパリで『ショック・ザ・ワールド(世界に衝撃を与える)』をしたい」
-国内で注目度も高まっている。
「日本では野球やサッカーの方が人気が上。W杯が終わってから、バスケットもすごく人気になった。でも4年に1回の五輪で結果を出したら、もっともっとお客さんが増えると思う。パリ五輪でいい結果を出せれば、メインスポーツになる」
◆トム・ホーバス 1967年1月31日、米コロラド州出身。90年に日本リーグのトヨタ自動車に入団し、4季連続で得点王に輝くなど3点シュートの名手として活躍。94年にはNBAのホークスでプレー。01年に日本で現役引退した。10年に女子WリーグのJX(現ENEOS)で指導者に。女子日本代表では、16年リオデジャネイロ五輪でコーチを務め、21年の東京大会は監督として銀メダルに導いた。同年9月から現職。妻は日本人。