田中希実、3種目で挑む日本選手権へ「かけ抜ける」 4日間で最大5レースも「ハードスケジュールの中で攻める」

 意気込みを語る田中希実(撮影・吉澤敬太)
 意気込みを語る田中希実(撮影・吉澤敬太)
 意気込みを語った田中希実(撮影・吉澤敬太)
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 陸上の日本選手権は27日、新潟・デンカビックスワンスタジアムで開幕する。2021年東京五輪女子1500メートルで8位入賞した田中希実(ニューバランス)は、800メートル、1500メートル、5000メートルの3種目でエントリーする今大会へ「3種目をかけぬける4日間自体が目標」と意気込んだ。

 パリ五輪代表選考では、5000メートル代表に内定済み。800メートルは参加標準記録の1分59秒30、1500メートルでは参加標準記録の4分2秒50を突破して優勝すれば即時内定する。

 主戦場の1500メートル、5000メートルに加えて「挑戦」と位置づける800メートルと合わせて3種目出場する意義については、「(4日間5レースの)ハードスケジュールの中で攻めていくことを体験しやすかったり、きついのが楽しいという相反する感情、またとない経験ができる」と、日本一決定戦で味わうことができる刺激が目的だという。「昨年は800メートルを削って(1500メートルと5000メートルの)2種目で優勝できたんですけど、心のどこかで3種目に挑戦したかった。(今大会は)5000メートルで(パリ五輪の)権利を取れている分、3種目で挑戦できる」と目を輝かせた。

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