八村塁 パリ五輪へ「若い選手たちに刺激を与えられるように」 バスケ代表候補16人発表
日本バスケットボール協会は26日、パリ五輪の男子日本代表候補16人を発表し、NBAレーカーズの八村塁(26)が入った。昨年のW杯を欠場した八村は、これまで五輪出場の可否について明言していなかったが、7月5、7日に東京・有明アリーナで行う韓国との強化試合の直前合宿に参加の意思を示した。8強入りを狙うチームのエースとして、2大会連続の五輪代表に選出される公算が大きくなった。
五輪出場権を獲得したW杯での日本の戦いは目に焼き付いており「ずっと家で叫んでいた」と胸を躍らせた。シーズン終了時まで五輪出場を明言することはなかったが、自ら出た場合について切り出し「NBAに入ろうと思っている若い選手たちに刺激を与えられるようにやっていきたい」と思い描いていた。
東京五輪では1試合平均で全選手最長の出場約37・6分、同4位の22・3得点を記録した。3戦全敗を喫したが「経験を積めば日本も強くなる」と実感し、言葉通りチームは着実に進化。パリ五輪でもけん引していくことが期待される。五輪代表12人は後日、絞り込まれる。