バスケ男子に暗雲 渡辺雄太が五輪黄信号 6月頭に左ふくらはぎ肉離れ負傷告白「五輪まで時間的にギリギリの状態」7月韓国戦は欠場「死ぬ気で治します」

 バスケットボール男子日本代表が29日、都内で練習を公開した。渡辺雄太らNBA組が合流してから初の報道陣への公開となったが、渡辺雄は6月頭に左ふくらはぎ肉離れを負ったことを告白。「先週に悪化した。有明は間に合わない」とし、7月5、7日予定されている韓国との強化試合を欠場となる見込みを明かした。

 NBAレーカーズの八村塁も合流。日本バスケ史上最強布陣が完成間近だが、W杯で五輪切符獲得に導いた精神的支柱の負傷は大きな不安要素となる。当初は全治8週間の診断だったが、先週になり状態が悪化。「本番までにどこまで回復するか。去年も同じように怪我をした。経験値をプラスに捉えたい」と、前を向いた。

 その後、自身のXで「6月頭にワークアウト中に足を怪我しました。順調に回復してましたが、1週間ほど前に悪化させてしまい、オリンピックまでの残り時間的にギリギリの状態です」と明かし、「僕自身7月の有明での試合からすごく楽しみにしていましたが、そこではもうプレーできません。今はとにかく治療に専念して、オリンピックまでに死ぬ気で治します」と、つづった。

 日本代表は韓国戦を経て、渡欧。現地でドイツとの直前強化試合を予定している。

 パリ五輪では初戦でW杯王者のドイツ、2戦目には開催国で、ルーキーシーズンのNBAで強烈なインパクトを残したビクター・ウェンバンヤマを擁するフランス、「五輪最終予選ラトビア会場の勝者」と対戦する。

 最終候補メンバー16人は次の通り

 【PG】富樫勇樹、河村勇輝、テーブス海、佐々木隆成

 【SG】比江島慎、富永啓生

 【SF】ジェイコブス晶、渡辺雄太、金近廉、馬場雄大、吉井裕鷹

 【PF】八村塁、井上宗一郎

 【C/PF】ジョシュ・ホーキンソン

 【C】渡辺飛勇、川真田紘也

 ※最終メンバー12人は今後発表。比江島、富樫、渡辺雄、馬場雄大、八村、渡辺飛は2大会連続の五輪出場を狙う。

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