ラグビー日本代表、マオリ・オールブラックスに10-36で完敗 前半6分に先制も、ミス目立ち逆転負け

 前半、攻め込む長田
 前半、攻め込む矢崎
 前半、先制トライを決める原田(中央)
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 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表10-36マオリ・オールブラックス」(29日、秩父宮ラグビー場)

 ラグビー日本代表は、前半6分に先制するもニュージーランドのマオリ・オールブラックスに逆転負け。代表同士のテストマッチではなくキャップ対象外の試合だったが、新生エディージャパンの試合としては22日のイングランド戦を含めて2連敗となった。

 イングランド戦でも出場したPR為房、フランカー山本、早大2年のFB矢崎ら若手中心のスタメンでニュージーランドの強豪に挑んだ。

 先制したのは日本だった。前半6分、ラインアウトから最後は、この試合SH斎藤と共同主将を務めるフッカー原田がトライ。ピックから素早い前進でつかみとった。同10分に追いつかれたが、その後も日本は前半25分ごろまで相手陣で押し込む時間帯が多く続いた。

 しかし、イングランド戦と同様に徐々に攻め込まれるシーンが目立つようになる。すると28分、36分にトライを奪われ、前半を5-17で折り返した。

 後半も開始早々にトライを許し、重苦しい展開に。良い形で攻撃に転じても、ミスでボールを失う場面が少なくなかった。試合終了間際にはWTB根塚が意地のトライを見せたが、時すでに遅し。10-36で敗れた。

 ただ、矢崎が約50メートルのランで突破を見せ存在感を示したほか、登録メンバーの大学生4人全員が出場。チーム力の底上げへ、若い選手を積極的に起用していく姿勢を見せた。

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