阿部一二三 五輪V2へ「覚悟は決まっている」未知のフィールドへの意欲明かすも「階級を上げるなら2年は絶対必要」

 柔道男子66キロ級でパリ五輪代表の阿部一二三(26)=パーク24=が29日、都内で取材に応じた。2連覇が懸かるパリ五輪(7月26日開幕)まで1カ月を切った中、「けがもなく順調にきている。(東京五輪から)3年は早いが、(本番が)近づくにつれて『もうやるしかない』と覚悟は決まっている」と決意表明。シード順も確定し、組み合わせも想定されるが、「今はいろんな選手に対応できるように稽古して、(誰が相手でも)投げにいくことを一番意識している」とうなずいた。

 五輪4連覇という大目標を掲げているが、パリ五輪後に73キロ級に上げる可能性について「頭の片隅には(上の階級で)やってみたい、挑戦してみたい気持ちはすごくある」と告白。未知のフィールドへの意欲を明かしつつも、現時点ではフィジカル面で不足もあるといい「階級を上げるなら2年は絶対必要」と現実的に語った。

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