バレー男子・日本 初の決勝進出!スロベニアにストレートで圧勝 主将・石川最多21得点「歴史をつくっている自負」

 「バレーボール男子・ネーションズリーグ・準決勝、日本3-0スロベニア」(29日、ウッジ)

 昨年3位の日本は準決勝でスロベニアに3-0でストレート勝ちして初の決勝進出を決めた。30日(日本時間7月1日)に東京五輪金メダルのフランスと対戦する。日本は石川祐希(28)=ペルージャ=や西田有志(24)=大阪ブルテオン=の強打などで第1セットを25-21で先取。その後はいずれも先にセットポイントを握られた第2セットを27-25、第3セットも31-29でものにした。石川が両チーム最多の21得点をマーク。日本は主要国際大会では、1977年のワールドカップ(W杯)で2位になって以来の好成績が確定した。

 日本が準々決勝に続いて難敵にストレート勝ちし、未知のステージに足を踏み入れた。初めて決勝までたどり着き、21得点を挙げた主将の石川は「歴史をつくっていると全員自負している」と誇った。

 1次リーグを首位通過した相手に粘り勝ちした。第1セットは一時は逆転されて流れを失いかけたが、相手ミスにも助けられて25-21で制した。第2、3セットは先にセットポイントを握られてから、土俵際で踏みとどまった。

 セッターの関田が上げるトスを得点源の石川と西田だけでなく、小野寺や大塚も要所で決めた。リベロの山本は「決定力が高いチームなので、拾えば何とかなると思った」と一体感を強調した。

 主軸の高橋藍(サントリー)を負傷で欠きながらも、2戦続けて1セットも落とさず決勝進出。第1、2セットを引き寄せたサービスエースなど18得点をマークした西田は「藍選手と石川選手の2人のチームではない」との気概を示した。

 決勝の相手・フランスには、過去25勝45敗と大きく負け越している難敵だ。しかし、石川は「勝負どころの1点を自信を持って取り切れるチームになってきている。決勝の舞台がどういうものかを感じることが大事。チャンスはあるので優勝を目指して戦いたい」ときっぱり。ブラン監督が「五輪に向けた準備」と位置付ける今大会で過去最高の成績を更新。五輪前に海外勢と戦う最後の機会。一番輝くメダルを手にする最高の結果で、夢舞台に弾みをつける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス