バレー女子 黒後愛が無念の落選 真鍋監督が選考説明「黒後はポジション4が得意」守備重視でリベロ2人選出
日本バレーボール協会は1日、都内で会見を行った。今夏のパリ五輪に出場する女子日本代表メンバー12人と、リザーブ1人を発表した。
五輪のメンバーは、従来の国際大会より2人少ない12人となる。14人が出場していたネーションズリーグからは渡辺彩、黒後愛の2人が外れたことになる。
黒後は東京五輪に出場後、1シーズン休養。今年3季ぶりに日本代表復帰を果たし、6月に閉幕したネーションズリーグでは主にリリーフサーバーとして試合に出場し、準優勝に貢献した。
真鍋監督は選考理由を説明。「黒後に関してはポジション4というところが得意。ネーションズリーグでは2、4、5も全部やってもらった。サーブのコントロールが良くて日本のために活躍してくれた」と敬意を示した。
一方で、リベロの小島満菜美、福留慧美の2人を選出。真鍋政義監督は「スタッフと何回も話し合いをした」と選考が難航したことを明かしつつ、「ディフェンスが生命線。2人のスペシャリストで世界と戦っていきたい」と話した。
続けて、「最も遅い時期の出場権獲得になったため、現時点で最強と思える選手たちを選考していく必要があった。選手にはこれまで戦ったメンバーの想いを背負ってパリでは戦ってほしい」と期待した。
3組に分かれる五輪予選ラウンドで、日本はB組に所属。28日にポーランド、8月1日にブラジル、3日にケニアと対戦していく。
【五輪代表メンバー】
▽アウトサイドヒッター(OH) 林琴奈、古賀紗理那、石川真佑、井上愛里沙、和田由紀子
▽ミドルブロッカー(MB) 山田二千華、宮部藍梨、荒木彩花
▽セッター(S) 岩崎こよみ、関菜々巳
▽リベロ(L) 小島満菜美、福留慧美
【リザーブ】
山岸あかね