陸上のパリ五輪ユニホームは46グラム 東京五輪より25%軽量化し、田中希実「軽い気持ちで走れる」 デザインは「矢絣」

 発表されたユニフォームを着てポーズをとる左から福部真子、村竹ラシッド、田中希実、秦澄美鈴(代表撮影)
 発表されたユニフォームを着てポーズをとる(左から)福部真子、村竹ラシッド、田中希実、秦澄美鈴(代表撮影)
 発表された日本代表のユニフォーム(代表撮影)
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 日本陸連は1日、新潟市内で記者会見を行い、パリ五輪代表の新ユニホームを発表した。オフィシャルパートナーのアシックスが作成した。

 短距離などのユニホームは軽量性を追求し、同社の陸上競技用ウエア史上最軽量の約46グラムが実現した。東京五輪のものと比べて約25パーセントも軽くなった。デザインは日本伝統の吉祥模様である「矢絣(やがすり)」を取り入れた「YAGASURIグラフィック」を採用し、色は朝日が昇る力強さをイメージした鮮やかな「サンライズレッド」となった。

 女子1500メートルと5000メートルで代表内定している田中希実(ニューバランス)は、ユニホームを着て会見に登場し、「東京オリンピックの時より少しコンパクトになったかなという印象。パリはすごく暑いと思うので布面積がコンパクトな分、軽い気持ちで走れるんじゃないかな」と好感触を語った。「『矢絣(やがすり)』を調べてみたんですけど、日本の武士が使っていたような模様であったり、『矢』って真っすぐにしか向かって行かないものを使っていたとのことで。私はかなりネガティブで下向きになりがちなので、前にしか飛ばない矢っていうのが、私に今メッセージとして大事だなと、突き刺さってくるように感じました」とうなずいた。

 2大会連続の五輪へ、日本女子中長距離界のエースは「改めてこのユニホームでパリを戦って行くんだなっていうような、ちょっと緊張感であったり、次袖を通す時は本番でとても緊張しながら着るんだろうな」と思いを巡らせていた。

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