バレー男子 日本47年ぶり銀 東京五輪金・仏に1-3も 石川祐希「メダルをイメージできるようになった」

 「バレーボール男子・ネーションズリーグ・決勝、日本1-3フランス」(30日、ウッジ)

 決勝が行われ、日本は東京五輪金メダルのフランスに1-3で屈し、初優勝はならなかった。2位は昨年の3位を上回る最高順位で、主要国際大会では1977年W杯以来47年ぶり。パリ五輪で、72年ミュンヘン大会以来となるメダル獲得への期待が高まる好成績となった。チーム最多の17得点を挙げたエースの石川祐希(ペルージャ)が大会のベストアウトサイドヒッター賞、山本智大(大阪ブルテオン)がベストリベロ賞をそれぞれ受賞した。

 第4セット、23-22から連続失点してマッチポイントを握られると、最後は石川のスパイクがブロックされた。日本は悲願の頂点にあと一歩、届かなかった。ただ堂々たる2位。ブラン監督は「目標は今大会ではなく、あくまでも五輪でのメダル。この結果には満足している」と総括した。

 勝負どころでの決定力の差が明暗を分けた。第3セットは23-23と追い付いてから、相手の高さに屈して連続失点。第4セットも最終盤に崩れ、リベロの山本は「1点を取れるか取れないかで、五輪の金メダルを取れるか取れないかも変わってくる」と詰めの甘さがあったと口にした。

 それでも初めて挑んだ決勝で臆せず戦い抜き、昨年の3位を上回って2年連続で最高成績を更新。五輪に向け、主将の石川は「メダルを目標にしているので、それが現実的にイメージできるようになった大会」と確かな手応えをつかんだ。

 チームを引っ張るエースは「ここで銀を取ったので、その先は金しかない」ときっぱり。1972年ミュンヘン五輪以来となる頂点も見据え、重い歴史の扉をこじ開ける覚悟を口にした。

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