大関復帰期す霧島 連日出稽古で復調手応え「体がよくなっている。これから本当に楽しみ」豊昇龍に笑顔で“駄目押し”も

 若隆景(右)を攻める霧島
 豊昇龍(背中)と熱のこもった稽古をする霧島
 申し合いで豊昇龍に敗れ、苦笑する霧島
3枚

 大相撲名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)で1場所での大関復帰を期す関脇霧島(音羽山)が4日、名古屋市内の荒汐部屋へ2日連続で出稽古し、復調の手応えをのぞかせた。関取衆と13番の申し合いで10勝。持ち味のまわしをとって素早い動きで攻める内容が多く「前より稽古ができているかな。だいぶ体がよくなっている。これから本当に楽しみ。調子が戻ったら負けないという気持ち」と力強く話した。

 春場所前に痛めた首のケガの影響で、かど番だった夏場所を途中休場。大関から陥落した。痛みで稽古を積めず、本来の立ち合いを見失う悪循環にはまった。休場後は、師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)の指導のもとで自分の相撲を見つめ直し、原点回帰に努めてきた。

 「今はちゃんと怖がらずに一生懸命当たっている」と首の状態も良化。この日は同じく出稽古に訪れた大関豊昇龍とも3番とり、はたき込んだ際に背中を上から笑顔で“駄目押し”するなど、表情も明るかった。

 今後も出稽古などで、調整を進めていく構え。「一番大事なのは調子を取り戻すこと。一日一日、一生懸命稽古をやれば、どんどんいい調子、いい流れが来ると思う」と意欲を口にした。名古屋場所では10勝すれば大関復帰がかなうが「10勝というより、優勝を考えていかないと。2回優勝しているし、毎場所優勝という気持ちで臨まないといけない」。目標を高く掲げる気力が、霧島に戻ってきた。

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