大坂なおみ わずか58分…ストレート負け喫し2回戦敗退 不完全燃焼も切り替え大舞台へ「本当にいい成績を残したいから」
「テニス・ウィンブルドン選手権」(3日、ロンドン)
男子シングルスで3年ぶりに出場した元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が、日没順延になった世界76位のアルトゥール・ランデルクネク(フランス)との1回戦を再開し、フルセットの末に逆転負けした。また、女子シングルス2回戦で元世界1位の大坂なおみ(フリー)は、世界17位のエマ・ナバロ(米国)にストレート負けを喫した。
5年ぶりに戻ってきたセンターコートでの戦いは、わずか58分で終わった。力なくストレート負けした大坂は「多くの時間をかけて準備してきたので、もっと良い結果を残したかった」と小声で悔しさを包み隠した。
第1セット途中まで互角に渡り合ったが「なぜか自分に自信を持てず、頭の中に不安がよぎっていた」という。迷いがプレーに表れ、第7ゲームは1ポイントも取れずブレークされ、流れを失った。第2セットは1ゲーム目にフォアハンドやネットプレーで凡ミスが続き、ブレークを許して一気に崩れた。
同じ2回戦敗退でも、シフィオンテクを追い詰めた全仏オープンと比べると不完全燃焼だった。次の大舞台はパリ五輪。「時間をかけて五輪に向けて練習したい。本当にいい成績を残したいから」と気持ちを切り替えた。