照ノ富士が新小結平戸海と11番 2場所連続途中休場から復活へ「徐々に良くなっている」

 平戸海を上手投げではわせる照ノ富士
 平戸海を豪快につり上げる照ノ富士
 ダンベルを持ってトレーニングする照ノ富士
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 大相撲の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が5日、名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)に向け、名古屋市南区の立浪部屋に出稽古した。同じく出稽古に来た新小結の平戸海(境川)を指名。連続で11番とって9勝2敗だった。

 鋭い速攻を持ち味とする同じ右四つの新鋭に対し、どっしりと組み止めての寄り、豪快な上手投げやつり出しで圧倒。途中で息が上がってしまった平戸海とは対照的に涼しい顔で「雰囲気にのみ込まれたら息が上がっちゃう。自分の雰囲気を作れ!」と、アドバイスする場面もあった。

 春場所は腰、夏場所は左わき腹と膝のケガで、2場所連続途中休場中。名古屋場所では3場所ぶりの優勝を狙う。平戸海とは、初日の対戦が濃厚だ。この日の稽古相手に指名した理由は「たまたま」ととぼけたが、体の状態については「徐々に良くなっているのでは」と説明。出稽古にも「行った方がいいかなと思っている」と積極的で「いろんなタイプと(相撲をとって)体を動かすことを大事にしたい。十分に筋トレはやってきた」と、調整が順調に進んでいることをうかがわせた。

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