パリ五輪バスケ男子代表 八村塁ら「史上最強」12人を発表 昨夏W杯主力が中核を担う

 日本バスケットボール協会は8日、パリ五輪の男子日本代表12人を発表した。エースとして期待されるNBAレーカーズの八村塁(26)や、2023~24年シーズンはNBAグリズリーズなどでプレーした渡辺雄太(29)らが選ばれた。ともに2大会連続の代表で、渡辺雄は左ふくらはぎの肉離れを抱える中での選出となった。

 「史上最強」とも言われる12人が決まった。中核を担うのは昨夏のW杯で主力を担った面々。そこにW杯を欠場した八村が加わった。脇を固めるメンバーの選考ではサイズや身体能力が考慮されたことがうかがえる。

 ホーバス監督は5月に強化合宿が始まった段階で「メインメンバーは8人ぐらいいる」と、W杯からチームの骨格は維持する考えを示していた。具体名は挙げなかったが、河村と富樫の両ガード、切り込み役の比江島と馬場、シューター富永、インサイドの要の渡辺雄とホーキンソンらが念頭にあったとみられる。

 ポイントは、これ以外の選手で弱点をどう補うかだった。W杯はポイントガードは2人態勢。富樫が167センチ、河村は172センチで守備面は高さ不足が穴となることもあり、188センチと一回り大きいテーブスも新たな選択肢として加えた。

 インサイドでは、けがでW杯メンバーに入れなかった207センチの渡辺飛が復帰。203センチの新鋭、ジェイコブスも代表入り。ともに跳躍力が魅力で、渡辺雄の状態が不安視される中、リバウンドで貢献できる選手が選抜された印象だ。

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