米プロバスケットボールＮＢＡグリズリーズとキャンプ参加のための「エキシビット１０」契約を結ぶことで合意した河村勇輝（横浜ＢＣ）が９日、横浜市内で記者会見し「ＮＢＡのコートに立つことが一番の目標。そのために、まずキャンプでしっかりとアピールする」と意気込みを語った。

　河村はパリ五輪日本代表ガード。８強入りを狙う代表の主力として期待されている。

　「エキシビット１０」契約はキャンプ参加後、シーズン開幕までに、ＮＢＡと下部Ｇリーグを一定期間行き来できるツーウエー契約に切り替えることが可能。それ以外でも他チームに獲得意思を問うウエーバーを経て、傘下のＧリーグチームに加わる道がある。

　横浜ＢＣの白井英介ゼネラルマネジャーによると、昨夏のワールドカップ（Ｗ杯）以降、ＮＢＡの複数球団が河村に興味を示し、先週にグリズリーズから具体的な照会があったという。河村は「球団の方が求めていることを、高い水準でプレーすることで、道が開けるかなと思っている」と決意を口にした。