2場所連続休場中の照ノ富士 名古屋場所出場へ 伊勢ケ浜親方が明言「稽古量は物足りないが、責任感が強い」
2場所連続休場中の横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)に出場することが11日、決まった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明言し「稽古量は物足りないが、責任感が強い。最後までしっかり取り、優勝を目指してやらないといけない」と語った。
照ノ富士は11日、名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋で幕内宝富士と9番取って8勝1敗。相手得意の左四つで寄り切る相撲があった一方、番数は重ねられず調整遅れが懸念される。それでも「まだ3日もある」と焦る様子は見せなかった。
膝や腰などのけがに苦しんでおり、先場所まで横綱在位17場所で休場は10度。今場所も不振が続けば進退を問われかねない状況だが、伊勢ケ浜親方は「いつも周囲の声は考えていない」と述べるにとどめた。