新関脇大の里が大関とりへ「一日一番、集中するだけ」2場所連続優勝なるか 高田川親方「楽しみに見てみたい」

 「大相撲名古屋場所」(14日初日、ドルフィンズアリーナ)

 取組編成会議が12日、ドルフィンズアリーナで開かれ、初日と2日目の取組が決まった。夏場所で初優勝した新関脇大の里(24)=二所ノ関、写真=は初日に御嶽海(出羽海)、2日目に若元春(荒汐)と顔を合わせる。横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)は初日に新小結平戸海(境川)、2日目に明生(立浪)と対戦。かど番の大関貴景勝(常盤山)は初日に明生、2日目に小結大栄翔(追手風)とぶつかる。十両以上の休場者は幕内千代翔馬(九重)、十両尊富士(伊勢ケ浜)の2人。

 話題の中心は、今場所も大の里になりそうだ。初日まで2日。この日は愛知県安城市の部屋宿舎で、締め込み姿で基礎運動をこなした。「一日一番、集中するだけ」、「頑張ります」を連発。最速Vを飾った夏場所中と同様のモードに入った。

 新小結だった夏場所は12勝で大関とりの起点を作った。前頭5枚目だった春場所も、上位陣と対戦して11勝を挙げている。高田川親方(元関脇安芸乃島)は、大関とりの認識について「三役2場所目だから。あとは内容」と言及。連続優勝など内容が良ければ一気に昇進する可能性も「そこはわかりませんけど、楽しみに見てみたい気持ち」と否定はしなかった。

 関脇は通常なら横綱・大関戦は中盤戦以降に組まれる。「相手どうこうじゃないので」と大の里。御嶽海とは初顔合わせで、若元春には2戦2勝。まずは実力者2人をなぎ倒し、好発進を狙う。

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