霧島 場所目前に新しい締め込み姿を披露 “勝負カラー”紫色は先代師匠・陸奥親方の“初V締め込み”大関復帰へは「焦りない」

 「大相撲名古屋場所」(14日初日、ドルフィンズアリーナ)

 大相撲名古屋場所は14日にドルフィンズアリーナで始まる。13日は会場で土俵祭りが営まれ、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)や審判部の親方らが出席。15日間の安全を祈願した。力士は参加せず、約500人の一般客が見守った。

 1場所での大関復帰を期す関脇霧島(28)=音羽山=が13日、名古屋市内の部屋で四股など基礎運動を中心に約1時間、最終調整した。濃い紫色の新しい締め込み姿を披露。初めて本場所で着用することを明かした。

 濃い紫は、実は縁起のいい色だ。先代師匠の陸奥親方(元大関霧島)が1991年初場所で初優勝した時も着けていた。「色を決める時は先代と一緒に決めた。こういう色の方がいいかなって」と説明。大事な場所を前に2代目も、くしくも同じ色をチョイスした。

 首痛の影響で大関から陥落。ただ、今場所前は出稽古も重ね「先場所前より稽古できている。気持ち的に焦りはない」と手応えはある。初日は高安、2日目は御嶽海と対戦。元大関の2人を退け、大関復帰へのスタートダッシュを決める。

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