田中希実 5000メートル今季自己最高記録で3位入賞 五輪前ラストに収穫の表彰台「何とか(ペース)維持できたのは成長」

 「陸上・ダイヤモンドリーグ」(12日、モナコ)

 女子やり投げで昨年の世界選手権を制した北口榛花(26)=JAL=が今季自己最高の65メートル21で優勝した。2位で迎えた最終6投目に逆転し、パリ五輪に弾みをつけた。4月の第2戦に続く今季2勝目、通算8勝目。他のパリ五輪日本代表勢は女子5000メートルの田中希実(ニューバランス)が今季自己最高の14分40秒86で3位に入った。男子110メートル障害は泉谷駿介(住友電工)が終盤に転倒し、途中棄権。世界選手権3連覇中のグラント・ホロウェー(米国)が13秒01で制した。

 田中は先頭集団でレースを進め、4番手で迎えた最後の直線でエチオピア選手をかわした。DLで昨年9月以来となる表彰台に「相手(のペース)が落ちたところで自分も落ちるのではなく、何とか維持できたのは成長だと思う」とうなずいた。これがパリ五輪前最後の実戦。イタリアでの高地トレーニングを経て、決戦の地に向かう。1500メートルにも出場する24歳のランナーは「スピードの強化をしつつ、スタミナを落とさないようにしたい」と最終調整のテーマを口にした。

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