桐生祥秀、東京五輪の“リレー侍”悪夢払しょくへ決意「もう1回メダルを取りたい」 東京リレーメンバーで唯一の代表に「悔しい思い残っている」

 練習に臨む桐生祥秀(提供:日本陸上競技連盟/フォート・キシモト)
 バトンパスを練習する(左から)上山紘輝、桐生祥秀、柳田大輝、坂井隆一郎(提供:日本陸上競技連盟/フォート・キシモト)
 写真に応じる(左から)飯塚翔太、柳田大輝、東田旺洋、坂井隆一郎、桐生祥秀、上山紘輝、鵜沢飛羽(提供:日本陸上競技連盟/フォート・キシモト)
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 日本陸連は14日、都内で“リレー侍”こと男子400メートルリレーのパリ五輪代表の合宿を都内で公開した。悲願の金メダル獲得へ、2016年リオ五輪400メートルリレー銀メダリストの桐生祥秀(日本生命)は「3走でしっかり準備しているので、もう1回メダルを取りに行きたい」と意気込んだ。

 東京五輪の決勝では1走と2走でバトンミスがあり、日本は棄権となった。3走の桐生にバトンは回ってこなかった。東京五輪の決勝メンバーでは唯一のパリ五輪代表入りとなった。「僕だけ唯一悔しい思いが残っている。その前はメダルを結構とっていて順風満帆だったので、そういう流れをしっかりつなげたい」と、歴史も伝えながらチームを作り上げる。

 この日は3走候補として、2走候補との柳田大輝(東洋大)、4走候補の上山紘輝(住友電工)とバトンの受け渡しを行った。20日のダイヤモンドリーグ・ロンドン大会で、桐生は3走を走る予定。土江寛裕ディレクターは「桐生が個人で本来の力で(今季)走れていない。3走が走れるかのチェックになる」と、パリ五輪前哨戦で、実力を試す構えを示した。

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