陸上女子800Mで高2の久保凛が日本新記録樹立 1分59秒93 従来の記録を19年ぶりに更新 日本女子初の1分台

 久保凛
 関西学生陸上競技連盟のX@inficaakより
 関西学生陸上競技連盟のX@inficaakより
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 「陸上・長距離強化記録会」(15日、橿原公苑陸上競技場)

 女子中学・高校・一般800メートルで高校2年の久保凛(16)=東大阪大敬愛高=が1分59秒93の日本新記録をマークした。タイムレース3組で、2着に5秒以上の大差をつけてゴールした。

 従来の日本記録は2005年に杉森美保(京セラ)がマークした2分00秒45で、19年ぶりに更新した。日本女子初の2分切りを果たした。

 久保はサッカー日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダード)のいとこ。6月30日に開催された日本選手権の同種目で、初出場ながら2分3秒13の自己ベストをマークし、田中希実や卜部蘭ら実力者を抑えて初優勝した。東京で行われる来年の世界陸上や4年後のロサンゼルス五輪を今後の目標に掲げ「世界では2分を切る人が当たり前。その差を縮められるように来年は1分台が目標」と話していたが、わずか半月後の大会で一気に大台を突破した。

 ◇久保 凛(くぼ・りん)2008年1月20日、和歌山県串本町出身。小学5、6年のときに県内の大会で記録を出したことをきっかけに、中学1年で本格的に陸上を始めた。父・健次郎さんの兄の子供が久保建英。小学1年から6年までサッカーをし、ポジションは右サイドハーフ。6年時に串本ジュニアFCとして近畿大会出場。陸上では昨年の全国高校総体を高校1年で初優勝した。167センチ。

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