照ノ富士が昨年夏場所以来の3連勝発進 若元春を一蹴「当たれた感覚があったのでよかった」

 寄り切りで若元春を下した照ノ富士
 若元春(手前)を寄り切りで破る照ノ富士(撮影・石井剣太郎)
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 「大相撲名古屋場所・3日目」(16日、ドルフィンズアリーナ)

 横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が若元春(荒汐)を一蹴して3連勝とした。

 破壊力抜群の立ち合いで先手を取ると、相手得意の左四つでもぐいぐいと前へ。反撃の隙を与えずそのまま寄り切った。

 2日連続の鋭い踏み込みに「当たれた感覚があったのでよかった。初日に比べたら全然(いい)。意識したのはちゃんと当たること、右を抱え込まないことを考えた。当たりがよかったから、そのまま持っていけた感じじゃないですか」と納得顔。それでも、相手に押されないような重みは「まだちょっと違う」と、不十分な感覚があると説明した。

 初日から3連勝は、14勝1敗で優勝した昨年夏場所以来で、横綱昇進後では5度目。2場所連続休場明けでの好発進にも「まだ3日しかたってない。ここからが大事じゃないですかね」と冷静に先を見据えた。

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