「大相撲名古屋場所・４日目」（１７日、ドルフィンズアリーナ）

　左膝を痛めて救急搬送された朝乃山について、師匠の高砂親方（元関脇朝赤龍）は「膝が入った。靱帯とかじゃなければいいけど、検査してからですね」と説明。５日目からの出場については「難しいと思うけど、しっかり治すこと」と話した。高砂親方は朝乃山の取り組みも土俵下で審判を務めていた。

　初日から３連勝だった朝乃山はこの日、一山本に押し倒しで敗れた。土俵際に押し込まれた際に、左膝から崩れるように倒れた。一度は自分で立とうとしたが土俵上で再びしゃがみこみ、周囲に支えながら土俵を下りると、車いすに乗せられて花道を引き揚げた。その後、通常の救急車では体重が重すぎて運べず、ハイパーレスキュー隊の特殊災害対応車に乗せられて病院に向かった。

　朝乃山は４月２５日の春巡業で右膝内側側副靱帯を損傷し、５月の夏場所を全休。直近の６場所中４場所で休場していた。