五輪史上の名言に容疑「あれは怪しい」寺川綾さん指摘「やりよった可能性」2012年ロンドンで生まれた流行語

 競泳女子のロンドン五輪銅メダリストの寺川綾さんが16日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」に出演。

 この日は、北京五輪に出場した元プロ野球、ロッテの里崎智也氏と、夏季五輪名場面ランキングなどに参加した。6位に入ったのが、1992年バルセロナ五輪において14歳で金メダルを獲得した岩崎恭子さん。「今まで生きてきた中で一番幸せです」という名言が生まれた。

 MCのかまいたち山内健司は「(言葉は)どこの段階で考えていたんだろう」と疑問。濱家隆一は「岩崎さんは考えてなかったやろう」と答えつつ、寺川さんら「インタビューで言う台詞を考えていたか?」と聞いた。

 「ないですね。バレます。(事前に考えて)出た言葉は『やりよったな』って分かります」と明かした。里崎氏が「『何も言えねえ』は?」と2008年の北京五輪で、北島康介選手が100メートル平泳ぎで五輪連覇を果たしたときの競技直後の名言を確認した。寺川さんは「あれは本当にナチュラルだと思います。本当に素で出たもの」と推測した。

 続けて「でも、あの…」と事前に考えていたと思われる名言を指摘した。「『康介さんを手ぶらで帰らすわけにはいかない』あれは若干怪しいかな」と2012年のロンドン五輪での競泳男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した際に、松田丈志選手がつぶやいたコメントをいぶかしんだ。

 同年の新語・流行語大賞にノミネートされた名言中の名言にまさかの容疑。スタジオが爆笑するなか、寺川さんだけは「あれは半信半疑かな」と首をひねった。

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