尊富士は復帰戦白星 新入幕V以来119日ぶり本土俵 阿武剋を速攻で寄り切る

 「大相撲名古屋場所・8日目」(21日、ドルフィンズアリーナ)

 東十両2枚目の尊富士(伊勢ケ浜)がこの日から途中出場し、阿武剋(阿武松)を寄り切って初白星を挙げた。

 春場所で110年ぶりの新入幕優勝。同14日目に痛めた右足首の回復が遅れ、夏場所を全休し、今場所も初日から休場していた。満を持して上った119日ぶりの本場所の土俵。大歓声と拍手を浴びながら、初めての大銀杏(おおいちょう)姿を披露した。立ち合いで鋭く踏み込んで左を差すと、右も巻き替えてもろ差しとなって寄り切り。持ち味の速攻相撲がさえた。

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