来年結成10年目ロコ・ソラーレ 藤沢「五輪で成し遂げていない部分がある」今オフチームお出かけ増で結束高めた 新シーズンへ会見 チーム離れた石崎から金言「時には勘違いも必要」

 左薬指を見せる吉田夕(左から2人目)らロコ・ソラーレ
 ポーズをとるロコ・ソラーレの(左から)藤沢五月、鈴木夕湖、吉田夕梨花、吉田知那美(ロコ・ソラーレ提供)
 新シーズンに向けた記者会見を行ったロコ・ソラーレの(左から)藤沢五月、鈴木夕湖、吉田夕梨花、吉田知那美(ロコ・ソラーレ提供)
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 カーリング女子で22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが24日、新シーズンに向けた記者会見を北海道北見市で行った。スキップの藤沢五月は「パリ五輪直前に冬の競技にお越しいただいてありがとうございます」と前置きした上で、26年ミラノ五輪出場に重要となるシーズンへ「五輪で成し遂げていない部分がある。そこを目指して1歩ずついいシーズンにしていけたら」と意気込みを語った。

 昨季は3連覇を目指した日本選手権で、4位に沈むなど不完全燃焼。2025年で結成10年目を迎えるにあたり、開いたミーティングではチーム力を高めるべく「みんなでおもしろいことを作って、自分たちでワクワクさせていこう」と誓い合ったという。

 例年より早めにシーズンオフに突入したことをメリットに捉え、今夏はチームそろって頻繁に外出した。鈴木夕湖は「イベントに出ることがいろいろな気づきになった」。馬の代わりに人間が丸太を積んだ鉄そりを引いて競う「人間ばん馬」や、「盆踊り」など地域のイベントにも積極的に参加し、チームで結束力を高めた。

 5月には北京五輪をともに戦った石崎琴美がチームを離れた。石崎からは「時には勘違いも必要。自分たちは強いと思いながら来シーズンも戦ってほしい」と金言とエールを送られたという。吉田知那美は「琴美ちゃんは第3のコーチとしてサポートをしてくれたし、その気持ちを無駄にしたくない。言葉ではなくメダルで返したい」と恩返しを誓った。

 夏の選手達がパリ五輪を控える中、ロコ・ソラーレとしては2年後のミラノ五輪を見据える。これまで掲げていたスローガン「北見から世界へ」を「北見から世界一」に一新し、高いモチべーションをキープ。すでに氷上や、試合形式の練習も行っていて準備は着々と進んでいるという。吉田夕梨花は「いいモチベーションでここに立っている。今シーズンはチームとして一生懸命戦っていけたら」と気合を込めた。

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