10年ぶりW杯制覇のソフトボール女子日本代表が帰国 MVPの42歳、上野由岐子「レジェンドとして評価してもらえた」
ワールドカップ(W杯)で10年ぶりの優勝を飾ったソフトボール女子日本代表が24日、羽田空港着の航空機で帰国した。大会MVPに輝いた上野由岐子投手(42=ビックカメラ高崎)は「最年長選手としてプレーさせてもらっているが、世界でもよく言われるレジェンドとして評価してもらえた。一選手としてうれしい受賞だったと感じている」と喜びを語った。
日本はイタリアで行われた20日の決勝戦で宿敵の米国を破って2014年以来、通算4度目の優勝。東京五輪の金メダルメンバーは3人のみと、大きく入れ替わった新たな代表で世界一の結果を示し、競技復活となる28年のロス五輪へ向けて順調に歩み出した。
上野は「個人的には1年でも長く選手としてプレーしていければ」とした上で「若いチームではあるが、日本の強さを世界にみせることができた。この勢いを28年のロス五輪につなげていけるようなチームを築かないといけない」と話した。
ソフトボールは今夏のパリ五輪の種目からは外れているが、日本ソフトボール協会の宇津木妙子副会長は「私たちが(五輪前に)世界選手権で1位になって、チームジャパンの何かのきっかけになってくれたら」とパリ五輪へ臨むアスリートたちへ、メダルラッシュの追い風となることを願っていた。