30年仏・34年米 冬季五輪史上初同時決定 アルプス地域と2度目ソルトレークシティーで

 国際オリンピック委員会(IOC)は24日、パリで総会を開き、冬季五輪の開催地として2030年大会はフランスのアルプス地域、34年大会は米ソルトレークシティーに決めた。フランスは1992年アルベールビル大会以来4度目の冬季五輪、ソルトレークシティーは02年以来2度目の開催となる。2大会同時決定は冬の五輪で初。

 IOCは両開催地について国際大会の豊富な開催実績や、既存施設を有効活用する計画を高く評価。ともに理事会が提案した唯一の候補で、IOC委員による投票でフランスは賛成84票(反対4、棄権7)、ソルトレークシティーは賛成83票(反対6、棄権6)を得て承認された。

 地球温暖化で雪上競技が可能な国は減少傾向にあるため、IOCは早めの開催地確保に動いた。フランスは6~7月の国民議会(下院)総選挙を受け、政局が安定せずに政府の財政保証が得られておらず、財政保証の書類を今後に提出することを条件とした。10月1日までに首相から保証書を受け取り、議会で来年3月1日までに批准されなければいけないという。

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